モスクワの中学校一日目

"自己紹介"でも書いた通り、中学校と高校はモスクワの学校に通いました。

なので、今日はロシアの学校での初日の事を話そうと思います。

 

ロシアは小中高一貫校が殆どで、私も小中高一貫校の中等部に通うことになりました。

なので、私は新入生ではなく、転入生という立場でした。

ロシアではクラス替えなど無く、1年生から11年生(ロシアは小中高全部合わせて11年です)まで転校などしない限り同じメンバーと過ごします。

転入生も私とあと2人しかいなく、外国人は私だけだったので、初日は手が震えるほど緊張しました。

その頃、私のロシア語は簡単な日常会話ができるだけのレベルだったので、すごくびくびくしてました。

まずは小一時間ほど学校裏で校長先生が何か話していました。

そして、11年生が新一年生を肩に乗せて、その子が手に持ったベルを鳴らしました。

それがロシアの新学期の始まりの合図です。

その後、一年生から順番に校舎に入ります。

5年生から11年生になるまで担任を勤める先生の自己紹介も終わり、転入生の自己紹介の時間になりました。

名前と前住んでいた街を言ってくださいと言われ、私は自己紹介しました。

それが終わった後、一番後ろの空いている席に座るよう言われて、授業が始まりました。

休み時間にクラスメイトに囲まれて色々訊かれましたが、その時は自分のロシア語のレベルが低く、速いと聞き取れなかった事や、少し怖かったこともあり(今までは大人数に囲まれる経験などなかったので)あまりちゃんと答えられませんでした。

クラスで一番明るいリーダー的な子にnice to meet you と言われ、手を差し出されたので、私も彼と同じ言葉を言い握手しました。(彼はイギリス人とのハーフで、そう自己紹介されました。半分は彼もロシア人から見たら、外国人だったので親近感がありました)

結構大変な一日で、凄く緊張していたので、これくらいしか覚えてません。

 

PS: ロシアでは新学期は9月1日からです。その日、担任の先生に花束を渡します。(一応、これは絶対渡さなけばならいと言うわけではないのですが、これは保護者から"うちの子をよろしく"みたいな意味合いを持っているので、渡さないのは、今後の先生との関係性に影響するかもしれません。)